マシントラブルや2回のセーフティーカー走行など、色々ありましたが何とか勝利することが出来ました。今回は初めて一度もトップを譲らずに勝つことが出来ました。
予選
ファーストレーン進入可となる2分前に飛び出そうとカウントダウンしてもらっていたのですが、1速に入っておらず真ん中くらいの位置で予選開始になりました。1速、3速、5速に入りにくくなっていて、なかなかタイムを出すことが出来ませんでしたが、何とか最終ラップは27秒台に入れることが出来ました。それでも終了時点では2位だったので、がっかりしていたのですが、1位のタイムは走路外走行だったということで抹消され、ポールポジションを取ることが出来ました。
予選後に車のチェックをしたところ、シフターのボルトが緩んでいて、1,3,5速に入りにくくなっていたことが判明しました。締めたところ、無事に入るようになったので良かったです。ミッションの深刻なトラブルだったら、どうしようもないところでした。
決勝
天気予報では気温が低くなるはずだったのですが結構暖かく、路面状況もSuper Formulaのテストが週の中ごろに行われていた関係であまりよくないことから、狙っているコースレコード更新は難しい状況でした。また、2位とのタイム差もない状況で、勝てるかどうかすら危ぶまれる状況でした。
スタートをそこそこ上手く決め、ヘアピンまででかなりのマージンを稼いだのですが、200RでSC表示が出されてしまい、1週目からセーフティーカーが入りました。後方で多重クラッシュが発生したようで、その後2周セーフティーカー走行でした。レースで初めてのSCでしたが、うまくリスタートで2位以下を大きく引き離すことが出来ました。
これで少し余裕があるかと思われたのですが、再開した周のシケインでまたSC表示が出されてしまい、せっかくの大量マージンも水の泡です。デグナー2個目でコースアウトした車両が出ていましたが、私が通過したときには撤収されていたので、その周回でSCは終わりました。2回もSCからのリスタートがあるとは思ってもおらず、同じ手で出し抜くことは出来ないと思いましたので違うことをしてみたところ、そこそこ上手くリスタートすることが出来ました。
残り3周は、ヘアピン立ち上がりまでの前半セクションでは1秒以上離せるのですが、その後のパワーがものをいう200Rで0.5秒追いつかれてしまいます。スプーンで少し引き離してスリップストリームが効かない程度のマージンで立ち上がれるのですが、パワー差が大きく、バックストレートであっという間に追いつかれてしまい、130R進入ではほぼ真後ろに来られているという苦しい状況でした。が、シケイン進入でも並ばれるところまではいかず、ボトムスピードの差でそこから再度引き離すという展開で、1位でチェッカーを受けることが出来ました。今回初めて、一度も1位から落ちることなくレースを終えることが出来ました。