エボXタイヤ&ホイール

ノーマル(GSR標準 ADVAN A13C & ENKEI製鋳造ホイール)

 ランエボXのGSRは245/40R18サイズの横浜製ADVAN A13Cタイヤと、8.5J-18 オフセット+38のENKEI製の鋳造アルミホイールが標準です。ハイパフォーマンスパッケージを選択すると、タイヤはよりハイグリップなA13Aという銘柄に変更されます。

ランサーエボリューションX 純正タイヤ&ホイール

 標準仕様のADVAN A13Cは、サイドウオールの剛性が低く、コンパウンドも硬めでグリップもかなり低いという、乗り心地を優先したコンフォート系に近いタイヤです。パターンノイズもそこそこ抑えられています。

 サーキットに持ち込むと、グリップ限界が低くてかなり高音でキャーキャー鳴きます。滑り出しの特性も限界が低い割りには若干ピーキーで、限界領域であまり粘らずに滑っていきます。サイドウオール剛性が低いので、高G旋回でタイヤがよれてしまい、サイドウオールの模様も削れてしまいます。そこそこ攻めましたが、ブロックは飛びませんでしたので、そこは良いです(Porsche Boxster S スポーツシャシー純正仕様のPirelli P-Zeroは、そこそこグリップしましたがブロックが飛んでしまいましたので)。

 以上から、このタイヤでサーキットに行くのはあまりお勧めできません。街乗り用にしておいたほうが、特性に合っているので良いと思います。

[2010.10.10]

Bridgestone RE11 (245/35R19) & RAYS RE30 (10J-19 +30)

Bridgestone RE11 (245/35R19) & RAYS RE30 (10J-19 +30) for CZ4A

 ボディが大柄なランエボXなので、19インチが似合いそうだと思いインチアップすることにします。性能的には18インチの方が良いとは思いますが、19インチを試してみたいとおもったのです。入手した245/35R19のRE11ですが、装着する前にタイヤの重さを測りました。約11kgで同じサイズのRE050Aとほぼ同じでした。

 245/35R19のRE11の適用リム幅は8-9.5インチですが、10Jのホイールを入手したので装着しました。

引っ張りタイヤ

 タイヤの組み付けはいつもの輪屋さんにしてもらいました。引っ張りなのでエア圧の低下に注意とのことです。リムも完全にはみ出ていて、素晴らしい?引っ張り具合です。

 そのおかげでサス部品やフェンダーとの干渉具合が見やすいので、じっくり見てみましたが、275/30に付け替えても大丈夫な程度のクリアランスはありそうです。事前調査で10Jのオフセットは+20~+35までまちまちだったのですが、+30で良かったと思われます。

 交換後は第一印象はとにかく縦バネが硬いことです。A13Cからの変更なので余計そのように感じるのもあるでしょう。乗り心地は一気に悪化しました。パターンノイズも大きいです。パフォーマンスなどのサーキット性能は後日記述します。

[2010.10.10]

 無理やり引っ張って組んであるために、かなりピーキーな特性(グリップ限界付近のグリップ変化が大きい)になっているのと、限界自体も本来のRE11より低くなっている様子です。

[2010.10.31]

DUNLOP DIREZZA Z1 STAR SPEC (275/30R19) & RAYS RE30 (10J-19 +30)

DL DIREZZA Z1 STAR SPEC 275/30ZR19

 10Jを生かすために、タイヤを275/30R19に変更しました。回りで評判の良いZ1 STAR SPECにしました。

 パターンはコンサバなハイグリップタイヤといった印象です。中央の縦溝のところに磨耗量を示すインジケータのようなものがあります。重量はRE11と同じくらいで、BSは重いというイメージでしたがそれほどでもない感じです。

 適正リム幅のタイヤサイズなので、見た目が普通になり(引っ張りに見慣れると逆に少し違和感があるかも!?)、フェンダーギリギリにタイヤのショルダー部分が来ています。リムガードがあまり出っ張っていないので、すっきりしたサイドウオールのデザインです。ゴムのコンパウンドは、他社のフラッグシップがSタイヤのコンパウンドを使っているのに比べると、それほど柔らかくはありません。かなり実用的な設計をしているように思います。

リアタイヤとフェンダー(CZ4A) [Z1 STAR SPEC(275/30R19) & RAYS RE30 (10J-19 +30)]

 富士のショートコースでシェイクダウンしたところ、リアはフェンダーと干渉した痕がうっすらとタイヤのサイドウオールについていました。その場で爪を曲げる方向に押して、フェンダー全体を少し押し広げる感じにすることで干渉はなくなりました。リアのキャンバーは調整幅一杯までネガキャンがついている状態ですが、爪の曲げ加工まではしなくて良いのでまあ良しとします。フロント側は大丈夫そうですが、車高を下げすぎた場合は大舵角で干渉しました。

 限界付近のコントロール幅は広くは無いですがそれなりにあるのと、ハイグリップの割に磨耗が多くはなさそうです。ブロックも極端に大きいパターンではないですが、ブロックは今のところ飛んだりしていません。30ですが、275なのでタイヤのハイトがそこそこあり、縦バネも硬すぎないようです。コストパフォーマンスはとても良いと思います。

[2011.1.17]

 サスペンションがストロークしつつ高Gがかかるとリア側が干渉することがあるので、リア側は爪を大きく曲げてフェンダー自体も若干膨らませるように加工しました。

 それでもまだリアがバウンド側に大きくストロークしたときに干渉することが稀にはあるので、もう少し対策が必要です。

 DIREZZA Z1 STARSPECですが、タイヤの縦ばねが低いので通常の走行では乗り心地が良のですが、サーキットで使う場合は高荷重でサイドウオールがへこたれてしまうため、エア圧をかなり高めにしなくてはなりません。冷間で2.7kg/cm2程度は必要です。

[2013.4.13]