TVR タスカン メーターパネル

TVR Tuscanのメーターは独特で、大きなスピードメーターの中にはLCDの表示部分とワーニングランプ、インジケーターランプがあり、下部には水温と燃料を表示しています。上部には任意に設定した回転数で点灯する3連のランプがあり、ボタンは2つ、回転式のセレクターが2つ備わっています。左側の上がフォグランプ、下がライトコントロールで、右側の上はハザードランプ、下はLCDファンクションコントローラスイッチとなっています。

ステアリングスポークの下に見える穴は空調用のダクトです。また、左側の側面にはメータ照明の明るさ調整用のボリュームがあり、右側面にはワイパーの間欠時間の調整ボリュームがあります。

アナログメータ

 一番大きいものはスピードメーターで、320km/hまで刻まれています。ステッピングモーターで制御されているため、連続的に動くのではなく段階的に動きます。アナログのタコメータはありませんが、上部の回転表示LEDがあるので問題はありません。下部の水温計と燃料系はシャッターが開くようにして目盛りが現れます。正確な数字は中央のLCD表示を見ればわかるので、大雑把にどの程度のレベルであるかを見るためにあります。

デジタル表示LCD

 様々な値を表示することが出来るので、アナログメータよりもこちらの表示を主に見ることになるでしょう。表示はメーター右側下部のロータリースイッチ(LCDファンクションコントローラースイッチ)を押すことで切り替えられます。

通常表示

  • 時刻、オドメータ、外気温、車速
  • エンジン回転数(×100rpm)
  • 燃料残量、車速、エンジン回転数、水温、油温、油圧、電圧
  • 距離計(リセット可能)、車速など
  • 水温、油温
  • 油圧

 私が一番使っているのは一目で多くの情報が得られる3番目の表示です。

警告表示(Warning)

 また、この画面にはワーニングが表示されることがあります。ワーニングの内容は次の様なものです。

  • 燃料残量(9L以下)
  • EFI Warning
  • 油圧低下(0psi)
  • 油温上昇
  • 水温上昇

 ワーニングはLCDファンクションコントローラースイッチを押せば消せます。また、EFI Warningにはエラーコードがあり、コードの内容は次の通りです。

EFI Warning Code

  • A: 車速センサ異常(固着)
  • B: 車速センサ異常(0固着)
  • C: 水温センサ異常(固着)
  • D: 水温センサ異常(0固着)
  • E: 燃料センサ異常(固着)
  • F: 燃料センサ異常(0固着)
  • G: 水量センサ回路断線
  • H: 吸気温センサ回路断線
  • I: 油温センサ回路断線
  • J: 油圧センサ回路断線
  • K: 燃料残量センサ回路断線
  • L: 車速センサ入力異常
  • O: 通信異常

[2009.9.20]