ノーマルマフラーの特性を生かして、中回転域のトルクを稼ぐのもランエボらしい?のですが、やはりスポーツカーの魅力は高回転で気持ちいい伸びを見せるところにあると思うので、マフラーを交換します。
エキゾーストメインマフラーとセンターエキゾーストパイプを固定しているボルトをはずし、メインマフラー側のパイプが上を向くように接続部をはずしておきます。メインマフラーは後ではずすので、そのままぶら下げておきます。
センターエキゾーストパイプと触媒を固定しているボルトをはずします。すると、センターエキゾーストパイプはハンガーでぶら下がっている状態なので、ボルトを外してセンターエキゾーストパイプを取り外します。このとき、ハンガーにスペーサーが入っているので、抜いておきます。
メインマフラーは、左右2箇所のゴムのハンガーでぶら下がっているので、前方に押すとすんなり下ろせます。右側のハンガーを後で再利用しますので、メインマフラーから取り外しておきます。
取り付けは、まっすぐで長いフランジがついているパイプを付属のメタルガスケットをはさんで仮止めします。このとき、パイプの反対側にパイプストッパーの突起があるので、それが上になるように取り付けます。
短くて曲がっているパイプの切込みが入っているほうにクランプバンドを入れて軽く留めておき、長いパイプに差し込みます。注意点はクランプバンドのボルトが上になり、かつ締め付けられるようにボルトの頭を車両左側(ドライブシャフト側)にむけてクランプバンドを入れておくことです(下の写真とは反対向きが良いです)。スプリングフック同士がまっすぐになるように回転させて、向きを合わせておきます。
テールピースも同様にクランプボルトを入れて軽く留めておきます。ハンガーホルダーに先に外しておいたゴムのハンガーを差し込み、テールピースの色が変わっている辺りに仮止めしておきます。
パイプをしっかり差し込んだら、ゴムのハンガーを車体側に差し込みます。ハンガーホルダーの位置を合わせて仮止めします。先につけたパイプの横の棒もゴムのハンガーに差し込み、テールパイプの位置を確認します。バンパーのディフューザー形状の黒い樹脂と干渉しそうな部分があったので、ハサミで切断しておきました。
前方から順番に仮止めしておいたボルトを固定していき、パイプとパイプのつなぎ目はスプリングで左右2箇所を引っ張っておきます。テールパイプの出る角度を調整しながらハンガーホルダーを本締めすれば作業は完了です。車を馬から下ろす前にエンジンをかけて、排気漏れがないことを確認しておきます。
交換後は高回転のブーストのたれがなくなり、6000rpmを超えてもきっちり1.6kg/cm2かかります。低回転がすかすかということも無く、下から気持ちよく吹き上がっていきます。
冷間時のファーストアイドルで少し回転数が高いと排気音が少し大きめですが、暖まってしまって回転数が下がってくるとそれほど大きな音ではありません。回して行っても2000~3500rpm辺りでは、むき出しのエアクリーナーの吸気音の方が大きいくらいで、そこから上は気持ち乾いた感じの気持ちいい音質です。
[2011.7.8]