ノーマルでも大きな面積の前置きインタークーラーなのですが、もうちょっと容量が欲しいので交換することにします。BLITZさんのINTER COOLER CSを取り付けます。車種別適合表をみると’07年10月から’08年10月になっているので、私の2010年式に付くかどうかはやってみなくてはわかりませんでした。HKSのインタークーラーキットを見ると、樹脂カバーになった2010年式は純正部品 (5256A832)を購入すれば取り付け可能とかかれているので、多分何とかなると判断しました。実際、隙間から取り付けられている純正インタークーラーを見てみると、同じ取り付けのように見えます。
取り付けの手順ですが、まずバンパーを外します。正面の一番大きい開口部の左右上部がボルトで固定されているのを見落としがちです。バンパーの左右とフェンダーのところは差し込み式なので、ネジを外して(インナーフェンダーのクリップも外して)おいて手前に引っ張ればペリペリとはがせます。
次にリーンホースメントを外します。リーンホースメントにはハーネスの固定クリップ等々が結構たくさん取り付けられていて、完全に外すには手間がかかります。ので、完全に外さずに済ませることにしました。
前から見て左側のインタークーラースプレーのホースを外し、中央付近のホーンのコネクターを外し、パワステクーラーの取り付けボルトを外した状態にします。前から見て一番右端(車両に近い側)のハーネス固定クリップも外しておいたほうが良いです。
すると、車両と繋がっているのが前から見て右側のハーネスのみになるので、リーンホースメントを外して前から見て右側のほうに回しておくことで、作業が出来る状態になります。右の写真のような感じで、ダンボールの台に載せてハーネスが引っ張られないようにしておきます。
この時にインタークーラーを左右で吊り下げているゴムブッシュのステーもリーンホースメントから外しておくと良いでしょう(後からでも外せますので必須ではないです)。
この状態で、インタークーラーの下部2ヶ所がボルト締めされているのと、インタークーラー入口、出口の配管で固定されているだけなので、インタークーラーが外せます。先に出口側(前から見て右下側)のホースを外しておくとやりやすいです。このホースを外すときは、インタークーラー出口側のパイプの固定ボルトを外して自由度を持たせておくと外しやすいです。
インタークーラー出口側が抜ければ、下部2箇所のボルトと入口側のホースバンドを緩めてやり、インタークーラーの前から見て左側(入口側)を軸にして手前に回転させながら抜くと、すんなり抜けます。
並べて比べてみましたが取り付け方法は変わっていなくて安心しました。先述の純正部品も必要ありません。取り付けるインタークーラーは面積はほぼ同じですが、厚さがかなり増えています。つける前に観察すると2層式で、本体の重量は7.1kgです。
純正インタークーラーから横の取り付けステーと下のブッシュ2個を移植し、車両に取り付けます。右側の取り付けはキット付属のボルトをねじ込みますが、10mmの6角レンチが必要です。デフのドレンボルトのサイズと同じものです。
エアコンのコンデンサーとのクリアランスは本当にギリギリなので、なるべくクリアランスを稼げるように取り付けます。私の場合は、前から見て右上の部分のクリアランスの確保に苦労しましたが、なんとか収まりました。
インタークーラーが取り付けられたら、バンパーリーンホースメントを取り付けますが、クリアランスを稼ぐためにリーンホースメントの取り付け台座にスペーサーを挟みます。このスペーサーのねじ穴の間隔が1箇所違っていたため、長穴に加工する必要がありました。
あとは、外したものを逆順で取り付けていくだけです。スペーサーをはさんだ分だけリーンホースメントが少し前に出てきているのですが、バンパーはすんなり元の位置に取り付きました。
[2010.10.26]