ブレーキ導風板
ランエボX GSRの純正ブレンボは絶対制動力としては十分ですが、ノーマルパッドの温度範囲ではサーキットの連続周回は無理なので、ブレーキの冷却を強化しようと思いました。
純正のオプションカタログを見てみると、5ページ目に「ブレーキ冷却導風板」が本体価格13,000円(税抜き)で販売されています。更に探してみると、ヤフオクで「ランエボ ブレーキ冷却導風板CT9A CZ4A カーボン」というものが見つかりました。台湾のKAKUMEI MOTORSPORTSというところの製品のようです。オプションカタログと見比べるとかなり似ています。送料無料の9,800円と言うことなので、購入してみました。
台湾から国際貨物で送られてきたので、そこそこ時間は掛かりましたが、厳重に梱包されて届きました。実物はカーボンを表面に一枚貼り付けてお化粧しただけのものです(もしかすると単なるカーボン柄かもしれません?)。強度は十分にありそうで、風圧で変形したり簡単に割れたりはしなさそうなのです。日本語の取り付け説明書が添付されてきました。CZ4Aは完全にボルトオンで、ロアアームのスタビライザーブラケットに、導風板の台座を共締めして固定し、導風板を台座に添付のボルトで固定すれば完了なので、あっという間に装着完了です。
下から覗いてみると、ロアアームよりも下側に伸びているのでしっかり空気をブレーキキャリパーの方に流してくれそうな感じです。艶々なのでウエットカーボンのように見え、純正オプションが黒一色なのに対して見栄えは良いと思います(見ようと思ってみなくては見えませんが)。
[2010.9.25]
ステンメッシュブレーキホース
しっかり踏めばガッツリ効くブレーキですが、効きがリニアではありません。踏み込んでいくと非線形に制動力が高まる感じで、制動力が高いところをコントロールする時に効かせ過ぎてしまう傾向があります。
ステンメッシュのブレーキホースは屈曲性や耐久性はよくないのですが、圧が掛かった時に膨張しにくいのでブレーキのコントロール性があがるため、交換することにしました。
最近は、固定方法がいい加減だと車検に通らないらしく、純正と同じ取り付けが出来るように中間の固定パーツが純正同様につけられているものを選びました。
必要な特殊工具は10mmのフレアナットレンチです。かなりトルクが掛かっているので、無名ツールでは緩めることが出来ません。私はKTCのものを使いました。しっかりしたフレアナットレンチさえあれば取り付けはほぼボルトオンでしたが、リアの中間の固定部分については純正品よりも板厚が大きかったので、挟み込む側の爪を曲げ広げて取り付けました。
交換後はカッチリした踏み応えで、高G制動でのコントロールがしやすくなりました。限界制動付近はBoxster Sのブレーキフィールに近い雰囲気です。
[2010.9.25]