’96アルトワークスカップ(JAF公認レースシリーズ@筑波、カテゴリー:N1)に関するページです。
’96 第4戦は2位!シリーズチャンピオンとなりました。
筑波サーキットで行なわれている、N1仕様のALTO WORKSによるワンメークレースです。車両は株式会社フジクラ様から東京大学工学部モーター同好会(モー同)に寄付していただいたものです(非常に感謝しております)。
1997シーズンは「株式会社 データデザインジャパン」様のスポンサードを受けて走れることになりました。
が、SUZUKI SPORTSからの1通の手紙が届きました。それは
「1997アルトワークスカップ休止のお知らせ」だったのでした。最悪です。’96第3戦の優勝の副賞のタイヤ2本もまだ送られてこないし、どーなってるの!?
1996 Point Ranking
Rd.1 | Rd.2 | Rd.3 | Rd.4 | TOTAL | |
山崎 一平 | 2 | 6 | 9 | 6 | 23 |
---|---|---|---|---|---|
清水 浩司 | 9 | 0 | 0 | 4 | 13 |
山本 義隆 | 0 | 9 | 0 | 0 | 9 |
吉田 知行 | 3 | 0 | 6 | 0 | 9 |
佐藤 祥裕 | 0 | 0 | 0 | 9 | 9 |
丹下 一郎 | 4 | 0 | 4 | 0 | 8 |
山崎 由貴 | 6 | 0 | 0 | 0 | 6 |
岩井 健二 | 0 | 2 | 3 | 2 | 5 |
金谷 順二 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 |
小森 徹也 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 |
木下 剛 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
金子 和正 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
渡辺 幸浩 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
末永 利安 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
長澤 英樹 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
金子 和正 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
中居 道弘 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
遠藤 琢磨 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
大川 茂男 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
福島 春人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
沖野 博信 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
橋本 武志 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Photo Gallery
戦績
‘94.7 予選: 8位、決勝: 5位
初めてアルトに乗り、筑波を走るのも初めてという状態でいきなり予選でした(日程的に公式練習の時間がありませんでした)。
タイヤの慣らし(新品だったため)と人間の慣らしで予選は終了してしまいました。あんまり攻める走りはできませんでした(当然ですが)。
決勝は慣れてきたのか、1コーナーと最終コーナーの突っ込みで計3台かわすことができ、5位入賞となりました。
‘95.8 予選: 1位、決勝: DNS
予選はポールタイムを出した次の周、さらにいい感じ(ほとんどミスなし)で0.2~0.3秒ぐらいタイムをつめたかなと思って、最終コーナーにとびこんだところ、少し無理し過ぎてコースアウト&グラベルに横から捕まってしまい横転(180度)!予選は赤旗中止となってしまいました(時間は終了間近ぐらいでした)。フロントガラスと右リアサイドガラスが割れてしまい、決勝は出られませんでした。
この時の修理には丹下さんに大変お世話になりました。
‘95.9 予選: 5位、決勝: 5位
この日は関東地方に戦後「最大級」の台風がせまっていた時で、午前中はものすごい雨と風でした。セッティングもうまくきまらず、予選5位に終ってしまいました。
決勝はタイアのエア圧をおとしたのですが、スタート前になって雨がやみ、逆にエア圧が低過ぎる状態になってしまいました。そのため早めに仕掛けないとトップに追いつけないと思って、3周目の1コーナーでインをとったのですが、ブレーキをおくらせ過ぎてハーフスピンしてしまい、2台に抜かれてしまいました。その後は何とか追い付こうとして頑張っていたのですが、台風のためレースが7周に短縮されており、あと少しのところでレース終了となってしまいました。
‘96.4.7 予選: 4位、決勝: 5位
予選は8:55から開始され、僕の前に中居さんがいました。中居さんが先頭だったので、僕は少し距離を開けてタイムアタックを開始しました。4周めに1ヘアで中居さんがスピンしたため、ちょっと驚きながら周回を重ねました。タイアのセッティングがうまく行ったのか、かなりはやいタイミングで全開に出来、「かなり速いな」とおもって順位を見ると3位で、「???」という感じでさらに攻めていました。
予選の結果は最終的には4位でした。
予選後、ボンネットを開けて見ると、2番のプラグコードがぐらぐらゆれていてほとんど抜けかかっており、3番も緩んでいました。しっかりはめてなかったようです(痛恨)。 中居さんは予選5位でフジクラ・モー同チームで2列目を独占です。
決勝はスタートミスし、7番手のやつに前に行かれてしまいました。それでも何とか5番手をキープし、前を行くゼッケン3の尻に食いついていましたが、タイヤが古いため、トラクションが架からず前に出ることができません。1位から5位まではかなり団子状態で走っていたので、前の方で「なにかあったら」チャンスだと思い、我慢して走っていました。
7周めぐらいの1コーナで、ゼッケン3がイン側の縁石の内側から押し出すように前の奴を抜いて行き(側面にあたっていた)、「おいおい」と思っていました。更にゼッケン3は1ヘアでも2位の内側に強引に入って、またまた押し出して抜いて行きました。「ちょっと無理し過ぎでない?」と言う感じでした。
最終ラップの最終コーナで前の奴のアウト側から抜きにかかりましたが、フィニッシュラインの位置ではほんのちょっと間に合わず、結局5位で終了です。ALTO WORKS CUPでは5位しか取ってない(5位3回、決勝に出られなかったP.P.一回)ので、ちょっと悲しいです。
敗因は
1.タイヤは新品を用意しなくてはならない。
2.予選でちゃんとタイムを出さなくてはならない(車のチェックは入念にするべし)。
3.スタートが相変わらずへたである。
ということで、次回は練習して表彰台をねらうつもりです(よね、中居さん)。
‘96.5.26 予選: 4位、決勝: 2位
タイヤを前の2本だけ新品にして望んだところ、最終コーナーでのオーバーステアに苦しみました。しかし、ダンパーとタイヤのエア圧のセッティング&走り方を変えることでなんとかしました。
決勝では最終ラップの2ヘアの立ち上がりで並びかけ、バックストレートエンドで先行車をかわし、2位でゴールすることができました。オイル添加剤SFRのおかげで伸びがあったのかも知れません。
天候は晴れでなかなかのレース日和でした(少しあつかったけど)。ニューアルトも一台エントリーしてきていました。
予選は12時過ぎから行われ,いつもどおり前の方に並びます。
今回は一番先頭で予選開始です。新型は私の後ろに並んでおり、「押さえ込んでおいたらタイムは出せないだろうなあ」と思っていましたが、ドライバーの気迫に押されて前に行かせてしまいました。今回前タイヤだけを新品にしたために,特に最終コーナーでオーバーステアが出やすく、タイム的にかなり苦しいものがありましたが、セッティングと走り方を変えて何とか予選4番手につけました。ポールポジションは2戦連続丹下さんで,2位にニューアルトがいます。丹下さんはストレートが特別速いらしいです。
決勝は6位,7位がリタイヤしたため,3-2-3グリッドの私の後ろは2台ともいません。
今回は初めてスタートが決まり、1コーナーで並びかけましたが、4位と順位を上げることは出来ませんでした。やはりニュータイヤのグリップはあなどれません。
丹下さんの調子は今一つでペースがあがらず、そのうちにニューアルトが引き離して行きます。2位が丹下さん,3位がフジクラの金谷さん,4位が自分、5位が山崎由貴さんです(以下A.山崎,A.はAnotherの略)。
2、3周したところの2ヘアピンの立ち上がりで丹下さんが外にはみ出し、立て直そうとしたところで急激にイン側に向かって走り出したため,インから行こうとしていた3位の金谷さんはブレーキングで逃れるしかなく、僕はそのすきに2位にポジションアップです。もう頭の中では「このまま無事に走りきって2位を取るしかない」と思い、走りがかなり守りに入ってしまいました。そのために、3位のA.山崎にかなりつっつかれ、ダンロップ手前の右直角でかなり強引にイン側につっこまれ,「あたる」と思った私は引いてしまいました。その次の周(か次の次の周)の1コーナーでは金谷さんにアタックされかかりましたが、金谷さんのブレーキミスで抜かれることはありませんでした(ブレーキミスがなくても抜かれるタイミングではありませんでしたが)。 そこで後ろが離れたために、前を行くA.山崎を追撃にかかりました。じわじわと追いついていき、最終周の1ヘアで先行車のミスを見逃さず大幅に追いつきました。さらにプッシュしていったところ,2ヘアでもオーバースピード気味に進入していった先行車両を見て「しめしめ」といった感じで立ち上がり重視のラインを取り、立ち上がりでほとんど並びかけました。ストレートはこちらの方が速く(向こうは四駆のために伸びがない?),最終コーナーでは完全に前にいました。
そして<<2位>>でフィニッシュです V(^O^)V。
右手を握りしめて振りまくって喜びを表していました。
暫定表彰ではシャンパンのふたもきれいに飛ばし,嬉しさをかみしめていましたが、1位のドライバー(関西人?)にシャンパンを思いっきりかけられ、目に入って大変でした。
車検はドアの内張りをはがしての内部の確認でしたが、3位のA.山崎さんの車にレギュレーション違反があって失格となりフジクラ金谷さんが3位に繰り上げとなりました。
これで私もついにJAFメダルホルダーとなりました(しかし銀メダルと言うよりメッキメダルと言ったあの安ものっぽさは何とも言い難いです)。
ニューアルトは速いけど全く相手にならないほどではないので(あっちはブーストが0.9までしかあげられないと言ってました),次回はあと2本タイヤを買ってねらいにいきます。でもこちらのエンジンも3速でブーストがたれてきてしまうので、何とか対策をとらなくてはなりませんが。
‘96.9.15 予選: 1位、決勝: 1位
生産中止になってしまったタイヤを何とか入手(またまた2本ですが)して挑んだところ、ポールトゥーフィニッシュで優勝です。お立ち台の真中はやはり良いです。詳しいレポートはこちらをクリックして下さい。これでシリーズランキング1位です。
前日(14日)は雨が降ったために、天候が心配されましたが秋晴れとなって気温も少し高めでした。今回はタイヤも苦労して入手し(YH A-021Rのワンメークなのですが、すでに生産中止のため在庫のみしかないのです)、プラグも換えて挑みます。
1dayレースですが、カテゴリーが少なく練習走行時間もあります。練習走行ではタイヤの感触とダンパーのセッティングを行いました。やはり前回の「リア山無し仕様」と違って最終コーナーで安心してかなり踏んでいけます。しかし,ガソリンが少なすぎてガス欠症状がでてしまい、5分ほど残して切り上げてしまいました。今回のレースは富士とかと重なっているらしく、初戦優勝の清水さんは欠場しています。また第2戦優勝のニューアルトの山本さんは来週新潟で耐久レースがあるという事でエントリーしていながら来ていません。 予選はまた先頭で出ていきました(他の人たちがなかなか出ていかないので)。後ろには51番の選手がいましたが、1周目の1ヘア辺りでかなり引き離してしまい、その後は前にも後ろにも誰もいないという状況でした。2周目(ラップ計測1周目)の最終コーナーで黄旗が出ているので「もう誰かまわっているのか」と思ったら今回もっとも注意しなくてはならない7.丹下さんです。丹下さんは速い車なのですが、毎回何かやらかしてくれるのです。そのため丹下さんは予選を計測していません。 予選はまあまあの感触で戻ってくるとポールポジションとのことでした。2位は51.吉田さんでした。2位とは0.4秒強の差で3位とは1秒近い差があります。今回は行けるという感触がありました。
決勝は12:30コースインです。無駄な時間が少なくてスケジュールはいい感じです。
ポールポジションは一度取っていますが、ポールポジションのグリッドに付くのは初めて(^o^;なのでちょっと緊張してきました。整列した後もなかなかフォーメーションラップが始まらず(その前に86クラスの予選がありコースが荒れていたため),暑さできつかったのですが、その分タワーの場内放送のお姉さんの話が長かったのでまあ良しとしましょう。 フォーメーションラップは適当に流し、いよいよスタートです。前回はなかなか良いスタートを切れたのですが,今回はふと気が付いたら赤ランプが点灯していて「しまった」という感じでした。そのためスタートでホイールスピンさせまくってしまったのですが,2位もスタートミスしていたようで1コーナーにはトップで入れました。その後1ヘアの進入ではかなり引き離していて,ダンロップ下への進入では後ろの集団が1ヘアを立ち上がってくるぐらいです。「これはもらったかな?」と思いつつとにかくいまは引き離しておこうと思って走りました。しかしそこからはあまり引き離すことが出来ず,6周目ぐらいからは逆にじりじり追い上げられている感じです。8周目ぐらいで後ろを見るとピンク色の車が3位に上がってきていました。予選計測なしで最後尾スタートの丹下さんが,ものすごい勢いで追い上げてきています。これにはちょっと驚きましたが、何とか逃げ切りポールツーフィニッシュで優勝です。
他の車がいないとかなり楽に走れますが、やはりちょっと守りが入っていてタイムは良くありませんでした(それでも一応ベストタイムは2番でしたが)。これでシリーズ1位になったはずなので来月のレースもがんばってねらっていきたいと思っています。
賞品はカップとJAF楯と賞金5万円とヨコハマ賞としてタイヤ2本(来年からはA-032Rに変わるらしいのでそちら)をいただきました。しかし次回のレースエントリーフィーに33,000円が消えていき、中古タイヤ&ホイールセットで14,000円が消えてしまっているのでもう残っていません(泣)。
最後にお手伝いいただいた吉光さんには特に感謝の意を表します。
‘96.10.20 予選: 2位、決勝: 2位
今回は5位以上に入れば、ランキング2位の人が優勝してもシリーズチャンピオンとなります。
ちょっとしたアクシデントがあったのですが、なんとか予選に出走でき、予選2位、決勝2位となりました。レースクイーンの衣装が蛍光イエローのハイレグで、トロフィーを受けとる時に思わず「寒そうですね」と言ってしまいました。
ちょっとしたアクシデントはあったものの予選に間に合い、タイヤのエア圧もチェックしないまま予選となりました。
今回は後ろの方から出走しましたが、やはり予選は一番前から出た方が,自分のペースで行けるので良さそうです。しかし、今回は5周目ぐらいで前が詰まったために、1周捨てて間隔をあけ,その後もう一度アタックをしました。そのときのタイムがベストタイムとなったので,今度からはタイヤがたれる前に一回インターバルを取るようにしようかと思います。予選結果は2番手で,1位には7番の丹下さん,ではなくて丹下さんの代わりに今回7番に乗る佐藤さんが入っています。この人はシビックでレースをしている人らしいです。
決勝では,スタートはあまりうまく行かなかったものの、1位の佐藤さんはスタートを完全にミスして,私がポールショットを奪いました。しかし2ヘアの立ち上がりからバックストレートで並びかけられ、あっさりと抜かれてしまいました。やはりストレートは7番の車は異常に速いので,苦しいです。しかし、最終コーナーは圧倒的に私の方が速いので,ストレートのアドバンテージは帳消しとなり、十分に勝負できる感じです。じわじわとプレッシャーをかけつつ、最終コーナーでかわしてやろうと走っていたのですが、6周目ぐらいについに2ヘアで真後ろにつけて「この周で行ける」と思っていたら、2ヘアの立ち上がりのあたりにガラスが散乱していて,そこに真っ直ぐ突っ込んで行ってしまったところ,なぜかエンジンが一時的に吹けなくなり、離されてしまいました。その後もじわじわと差を詰めていったのですが、結局かわせるところまでは行けず2位でフィニッシュです。後ろは1周目からかなり離れていったので楽な展開でしたが、あんな所にガラスがまき散らされていなければ勝てた感じだったのが残念です。ちなみにこのガラスの原因は,17番と37番が接触して17番が1回転横転した為とのことです。この日は練習走行中にも51番が横転をかまして出走できなくなるなどアルトがつぶれまくりました。ただでさえ参加台数が少ないのに,これ以上減ってしまっては非常につまらなくなります。
とりあえずシリーズチャンピオンは決定しました。賞金とかはないですが。また,今回のレースは出走台数が少なくて,賞金が60%に減額されてしまいました。
シリーズチャンピオンだ!やったね!
と言うことで取りあえず素直に喜ぶことにします。