2024年11月10日にオートポリスで開催された、ゴールドカップレース第6戦 VITA3時間耐久に参戦してきました。元BAR F1テストドライバー福田良選手や元フォーミュラ・ニッポンやJGTCで活躍された山本勝巳選手に加えて、名取鉄平選手、田中篤選手、大滝拓也選手らGTドライバーも参戦しています。

https://jp.motorsport.com/other-cars/news/former-f1-test-driver-ryo-fukuta-to-enter-motorracing-for-the-fist-time-in-decades/10671745

オートポリスを走るのは初めて、Vitaを走らせるのも初めてでしたが、車の扱いやすさと山野哲也選手の攻略解説を読み、谷川達也選手の車載動画でラインやギアのチョイスを確認し、グランツーリスモSPORTのVRタイムアタックモードで20周くらい走って事前にコースのイメージはできていたので、練習走行1回目から自信を持って走ることができました。

練習走行は30分✕3回行い、最後の走行枠はタイヤがほとんど残っていない状態でしたが、コースへの習熟が進んだおかげで走行1回目と変わらないタイムで走行することができました。

新品タイヤの予選では2分7秒台はでるという感触でした。が、出走直前に初日1回目に同じく新品タイヤで走ったときとエア圧設定と変えたといわれ、そのまま予選に望んだところ、グリップはしないし前後バランスも悪くてアンダーがきつく、予選結果は初回練習走行のタイムにも届かない状態でした。

すり減りきったタイヤでタイムがあまり落ちなかったので、エア圧が低いほうが良いと判断して下げておいたらしいのですが、、、。初日も同じ新品タイヤで、その時のエア圧セッティングで完璧に気持ちよく走れていたのがわかっていたので、当然そのままで走りたかったです。変える理由は一つもありませんでした。出ていって皮むきした時点でグリップ不足が明らかだったので、ピットに戻ってエアを上げればよかったのですが、予選は15分しか無いのでそのまま走ってしまったのは自分の判断ミスでした。Bドライバーからは、エア圧も戻して行ったところ、アンダーも消えてグリップも高い状態になったとのことでした。

決勝は天気が悪化して雨が降ってしまっていて、どんどん雨脚が強くなってくる状態でした。高めのエア圧でグリッド整列前の1周を走って様子を確認し、エア圧は最初のセッティングから少し上げた状態にグリッド上で調整しました。

ローリングスタート後、混乱が起こるかと様子を見て走行していましたが、大きなことは起こらずに集団がバラけて行った感じでした。しばらく走行すると、SCが入ることになり、間隔が詰まった状態でリスタートできるチャンスが来ました。リスタートでうまく走ることができ、高速左コーナーから真ん中のヘアピンで3台ごぼう抜きできました。次の週で、更に前の1台に追いついていったのですが、同じ高速左コーナーで前走車両がスピンし、私もこらえきれずにスピンしました。川ができていて、非常に滑りやすい状態でした。なんとかコース上で進行方向を向いて止め、エンジンを再始動して発進するまでに2台に抜き返されましたが、スピンした前走車を含めて3台抜きました。

雨が振り続ける中で持ち時間の38分が終わったのでピットに戻り、次走者にコース状況やおすすめのギアなどを伝えて、私の役目は無事に終了しました。

ウエットでも自信をもって走れるようにうまくセットアップ(谷川選手セッティング)された車と、4速で気持ちよく走れるコーナーが連続していている楽しいコースレイアウトのオートポリス、チームメイトとワイワイ楽しく望める耐久レース、熊本の美食や温泉も堪能できて、大変楽しい週末を過ごすことができました。スリーワイドレーシング・レプリスポーツのドライバー、メカニック、応援してくださった皆様に感謝です!